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シャープであるために.vol1(Pentel SMASH)

ブログを始めて以来、ガジェットネタしか扱っていませんが、ガジェットの他にも、好きなものはたくさんあります。その中の1つ、文房具を扱うシリーズものを始めたいと思います。

かつて、私の中ではボールペンブームがあり、その次は万年筆ブーム、現在進行形ではシャープペンシルがブームです。万年筆も愛用していますが、今回取り上げたいのはシャーペンです。

たかがシャーペン、されどシャーペン。覗いてみるとコレクター心をくすぐるアイテムがありますよ。そんなシャーペンの魅力を、毎回1本ずつ紹介していきたいと思います。

※今回のレビューは、筆記具ですので、手のサイズ、ひいては指の太さが、書き心地に大きな影響を与えます。個人の主観で書いていますので、ご了承ください。

まず、記念すべき初回はド定番です。PentelのSMASHです。多くのファンがいるシャーペンですね。そのくせ、なかなかお店で売ってません。Amazonでもベストセラー1位君臨するシャーペンですので、ご存知の方も多いかと思います。私が持っているのは、ブラック、赤文字タイプ。SMASHという名前からも少しロックな感じがします。
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軸はABSで、グリップ部分は真鍮です。真鍮のグリップ部分は、小さな■でくり抜かれており、グリップの内側から、シリコンゴムが顔を出しています。硬いゴムではなく、適度に内部にへこむので、実際に持つと、握った手の形に沿ってフィットしやすくなってます。
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また、このグリップの形が素晴らしいですね。ペン先に向かって細くなる前に、少し太くなっています。これ。グリップを握る時に、指先がこの位置に触れることで、ベストポジションに辿り着きます。本当に完成度高いです。
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手に持った印象は軽くても芯が強く、軸がブレない。重量バランスが素晴らしい。万年筆の世界では、この重量バランスが書き味に大きく影響します。
(あくまでも個人の主観ですが)
万年筆の場合、使われる方にもよるでしょうが、長時間にわたって書き続けることってなかなかありません。ですが、シャーペンはどうでしょう。例えば、学生の方は授業でノートに板書。(今はもう板書なんてしない?)受験勉強でもひたすら書くでしょう。社会人になったら、ボールペンが必要なケースもありますが、シャーペンも使いますね。私は、プログラム書く前、必ずノートにシャーペンで軽い設計をします。アルゴリズムでもフローチャートでも、なんでもゴリゴリ書きます。そう、字に限らずです。そんな意味では仕事道具として活躍します。

更に機構を見ていきましょう。グリップリングには、芯の太さを表す窓がついてます。この太さインジケーターを変更する場合は、グリップを外す必要があります。この時、芯を折りやすいので注意が必要。グリップを外すとリングが外れるので窓の位置を合わせて、軸にセットします。
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続いてクリップ部分です。シャーペンにおけるクリップの重要性を語ります。特殊なシャーペンを除いて、ほぼ全てのシャーペンは、芯を尖ったままで保つ為に、書きながらシャーペンを回転させます。ライティングポジションにおけるクリップ位置は、スムーズな回転を左右する、非常に大きなパーツなのです。SMASHのクリップを見てみましょう。
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いかがでしょう。かなり短い仕上げです。1枚目の写真でもお分かりいただけますが、グリップを含めた軸に対して、短すぎる印象ではないでしょうか?私の手にあって、クリップ部分が手に触れないギリギリのラインです。そう、この完全に計算された長さのバランスが故に、SMASHは素晴らしさが光ります。このコンパクトな軸に対して、クリップが邪魔にならないベストな長さなんですね。因みに、また別の機会にご紹介予定のPentelグラフギアも、同じクリップパーツを使っているようです。

私はあまり使わないので、気になるポイントではないですが、消しゴムも付属しています。
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実際に紙へアプローチしてみましょう。(字はうまくないのであしからず)SMASHという名前に負けてない接地フィール。
芯の長さは細かく調整可能です。軸の設計上、ペン先の長さは固定です。
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長時間筆記に適したシャーペンですね。手が疲れにくいです。一日5、6時間書いていても、そこまで手が疲れた感じはしないです。新学期、新年度のお供にいかがでしょうか。きっと満足する書き心地と思いますよ。私の中では、リファレンス的なシャーペンになっています。非常におすすめです。因みに、私が持っているブラックカラーとは別に、色展開があり、国内のレギュラー製品では、グレーがあります。

ぺんてる シャープペン スマッシュ Q1005-1 0.5mm

ぺんてる シャープペン スマッシュ Q1005-1 0.5mm

日本でも売ってくれればいいのですが、海外モデルはもう少しカラー展開もあります。人と被らないSMASHをお求めの方はぜひ。